「投資は危ない」「投資は難しい」などとよく聞きます。
一般的に投資とは、将来的に資本を増加させるために、現在の資本を投じる活動を指します。
現在の資本よりも大きいリターンを期待しますが、リスクをともない、確実に増えるかどうかはわかりません。
投資の必要性について考えていきましょう!
投資と貯金の違い
まず「投資」と「貯蓄」は何が違うのでしょうか。大きな違いは以下のとおりです。
投資は、大きく利益を得ることもできますが、損失を被ることもあります。
一方、貯蓄は安全です。お金が減ることはありません。ただし、大きく増えることもありません。
所得が増えない
貯蓄は元本が減ることもなく安心ですが、ほとんど増えません。また私たちの所得も増えていません。今後も増えるとは思えません。
車やマンションの価格など、どんどん高くなってきているのに、私たちのお給料は増えていないのね。
収入も増えない、貯蓄してもお金が増えない、ということは何が問題でしょうか。
物価は上がっている
以下は「消費者物価指数」の推移表です。
身の回りの物の値段が高くなっていると実感している方も多いと思いますが、モノの値段は年月の経過とともに上がってきています。
2022年4月になって、食料品、日用品、電気代などいろいろなモノが値上げされたわ。
消費者物価指数とは?
消費者物価指数は総務省統計局が作成しており、略称では CPI(Consumer PriceIndex)と呼ばれています。
私たちは、日常生活で様々な商品(財やサービス)を購入しています。
例えば、ガソリンやキャベツなどの値段は高くなったり安くなったりします。
その価格が、昨年と比べて、あるいは先月と比べてどうかというように、比較の基準となる時点を決めて、
その時の物価に対してどの程度上昇(又は下落)したかを測定したもので、消費者物価指数の変化をもって物価の変動を見ます。
物価が上がるとどうなる?
物価が上がると現金の価値が下がります。「価値が下がる」??どういう意味でしょう。
同じ3000万円でも物価によって購入できるものが変わってくるため、現金の価値が違ってくるのです。
現金の額は変わっていなくても、物価が上昇すると、現金の価値は下がってしまいます。
よって、貯蓄では現金の額はほとんど増えないため、物価が上昇した時にこれまでと同じようにモノやサービスを購入することができなくなる可能性があります。
私たちが普段購入しているモノや、利用しているサービスの価格が上昇する現象を「インフレ」(インフレーションの略)と言います。
インフレ対策は?
現金ではなくモノを持つことです。
モノというのは、不動産や投資信託・株などの金融商品のことも含まれます。
モノとおカネの価値は変動し続けるため、資産の一部を「おカネ(現金)だけではなく、モノ(投資信託などの金融商品)で持つ」
と言う意味でインフレ対策として、資産運用をスタートすることをお勧めします。
投資をするほどまとまった現金がない、と考える方もいるかもしれませんが、少額でも金融商品は購入することができます。
金融商品の中には節税効果がある商品もありますし、少額でも時間が味方となって資産を増やすことができます。
証券口座を開設するだけでも、本日一歩前に踏み出してみましょう!
証券口座を開設しないと金融商品を購入できないの?
銀行でも金融商品は購入できるけど、証券会社の方が幅広いラインナップから商品を選ぶことができるよ。会社によって手数料が違うので、選択肢の一つとして証券口座を開設しておくといいよ。開設するだけだと費用もかからないし、始めたいときにすぐ始めることができるよ!
まとめ
「貯蓄」の方が安心ですが、物価上昇には対応できません。物価上昇には「投資」が必要です。
「投資」にはリスクがありますが、リスクをしっかり考えたうえで、金融商品を選択すれば、リスクは減らすことができます。リスクについても知識をつけていきましょう!