損害保険

傷害保険って難しい

傷害保険が難しいのは、商品内容の選び方です。
個々人のニーズが異なるため、自分に合った傷害保険を選びましょう。

傷害保険の絵

傷害保険は、急激かつ偶然かつ外来の事故によるケガに対する補償がされます。病気による入院や死亡は補償されません。
生命保険の医療保険に対し、補償の範囲が狭くなっていますが、その分保険料は安くなっています。
保険会社によって商品内容が大きく違っているため、本当に自分に必要な保険を見つけることが必要となってきます。

急激突発的に発生することであり、ケガの原因としての事故がゆるやかに発生するのではなく、原因となった事故から結果としてのケガまでの過程が直接的で時間的間隔のないことを意味します。
偶然「原因の発生が偶然である」「結果の発生が偶然である」「原因・結果とも偶然である」のいずれかに該当する予知されない出来事をいいます。
外来ケガの原因が被保険者の身体の外からの作用によることをいいます。

この保険がおすすめの方

  • 自転車に乗る、スポーツをする、など日常ケガのリスクが高い方
  • 高齢者のようにケガのリスクが高い方
  • 既往症などで告知に引っかかり生命保険の医療保険に加入できない方

どういう時に保険がでるの?

例えば自転車で転倒し・・・

  • 死亡した
  • ケガをして通院した
  • ケガをして手術した
  • ケガが原因で後遺症が残った

このようなケースに保険金が支払われます。

一般的な傷害保険で補償される内容

死亡・後遺障害補償ケガが原因で死亡・後遺障害が発生した場合、所定の死亡・後遺障害保険金が支払われる
入院補償ケガの治療で入院した際、1日につき一定の入院保険日額が支給される
通院補償ケガの治療で通院した際、1日につき一定の通院保険日額が支給される
手術補償ケガの治療で手術をした場合、決められた手術保険金が支給される

よくある質問

Q 熱中症は保険の対象ですか?

  A 熱中症は急激かつ偶然かつ外来のケガに該当しないため保険で補償されません。保険会社によってオプションとして契約することができます。

Q コロナなどの感染症は保険の対象ですか?

  A 感染症も急激かつ偶然かつ外来のケガに該当しないため保険で補償されません。保険会社によってオプションとして契約することができます。(2022年4月現在)

自分に合った傷害保険を考えよう

保険会社によってさまざまな商品があります。
自分に必要な補償を選択して保険に加入しましょう。

はなこ

ニーズが人それぞれなので、この保険会社のこの商品に入ればいい、という正解はありません。
加入時に検討するポイントを列挙しますので参考にしてください!

24時間補償が必要か

傷害保険の中には、24時間補償しているタイプの保険と、交通常用具(車、電車、自転車など)でケガした場合に補償するタイプの保険があります。24時間タイプの方が補償が広いため保険料は高くなります。

補償の対象者は何人か

個人型、夫婦型、家族型、などケガした場合、誰を補償するのか範囲を決めて保険に加入することができます。もちろん、人数が多くなる家族型の方が保険料は高くなります。

定額給付か実損給付か

例えば、1日入院5,000円、と支払われる保険金が定額のタイプの商品が一般的ですが、保険会社によっては、実際かかった金額(パジャマ代、お見舞いに対するお返しなど)を補償する商品もあります。

掛け捨てか積み立てか

傷害保険は、保険料を掛け捨てするタイプが一般的ですが、中には、一部保険料を保険会社が積み立て、会社所定の利率で運用し、満期の時にお金が戻ってくるタイプの保険もあります。

特約をつけるか

傷害保険には、いろいろな特約をセットすることができます。
例えば、個人賠償責任保険、携行品損害、ゴルファー保険、など。
自分に本当に必要な特約を選択しましょう。

保険料を安く抑える方法

保険料を安く抑えるには、以下の点を検討してください。

  • 保険会社を選ぶときに、少額短期保険会社や共済の商品も探してみる
  • 会社で団体傷害保険がある場合は、会社での加入を検討する
    団体割引が適用されるので保険料が割安です。

まとめ

傷害保険は保険会社によって商品内容が様々で、単純に比較することはできません。
人によって日常生活におけるリスクも異なるため、本当に必要な補償を選択して加入することが一番大切です。
どんな保険会社にどんな商品があるか情報収集するのは、時間がかかったり理解が難しかったりすると思うので、いろいろな商品を置いている保険の代理店に相談するか、ネットのまとめサイトを見るのが手っ取り早いでしょう。

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